「“言葉”は心を育てる」

私は兵庫県三田市の新しいフリースクール「学び舎 S」の校舎長、福本翔太です!
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「たったひと言」で人の心は動きます。
嬉しくなったり、勇気づけられたり、反対に傷ついたり。
それほどまでに、言葉には力があります。

学び舎 S の教室でも、日々その力を実感します。
子どもたちは大人が想像する以上に、言葉に敏感です。
何気ない一言が、その日の気分を左右し、ときには人生の方向まで変えてしまうこともあります。

「できるよ」「大丈夫」「よく頑張ったね」
そんな励ましの言葉は、子どもの心に温かい灯をともします。
逆に、「なんでできないの」「どうしてそうなるの」といった否定的な言葉は、心の中の灯を消してしまうことがあります。
同じ状況でも、どんな言葉を選ぶかで、結果は大きく変わるのです。

ある日、作文が苦手な生徒がいました。
何度書いても赤ペンが入り、やる気を失いかけていました。
そのときスタッフがかけた言葉は、「いい表現が見つかったね。ここ、すごく伝わるよ」。
その瞬間、その子の表情がパッと明るくなり、次の日から自分から机に向かうようになりました。
「うまくできた」よりも「伝わった」という言葉が、その子の中で“やってみたい”という意欲に変わったのです。

言葉は、評価ではなく未来へのきっかけとして使うことが大切です。
「まだできていない」ではなく、「これからできるようになる」
「間違ってる」ではなく、「面白い考え方だね」
この少しの言い換えが、子どもの自己肯定感を大きく変えます。

また、言葉には「沈黙を包む力」もあります。
何も言わないほうがいいときもある。
泣いている子の隣で、ただ「大丈夫、ここにいるよ」と一言添えるだけでいいこともあります。
大切なのは、相手の心に寄り添う言葉を選ぶことです。

学び舎 S では、スタッフ全員が「言葉の使い方」をとても意識しています。
子どもを評価する言葉ではなく、認める言葉を。
叱る言葉ではなく、導く言葉を。
そして何より、心を込めた「ありがとう」を伝えること。
それが、子どもたちの安心感と信頼を育てていきます。

大人もまた、言葉によって癒され、励まされ、前に進めることがあります。
家庭でも職場でも、ちょっとした「ありがとう」「助かったよ」の一言が、相手の一日を明るくします。
だからこそ、私たち一人ひとりが「言葉を選ぶ人」でありたいと思います。

言葉は、未来への種。
その種をどう蒔くかで、子どもたちの心に咲く花が変わります。
学び舎 S は、あたたかい言葉が行き交う場所として、今日も子どもたちと歩んでいきます。


次回予告:
第32回「“あきらめない心”が夢を育てる」
途中でやめずに続ける力が、夢を現実に変えていく。