“自分の居場所”を感じられること

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私は兵庫県三田市の新しいフリースクール「学び舎 S」の校舎長、福本翔太です!
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人は、「ここにいていい」と思える場所があることで、安心して生きていくことができます。
逆に、自分の居場所がないと感じているとき、心は少しずつ疲れていきます。
周りに人がいても孤独を感じたり、自分だけ浮いているように思えたりすることもあります。

「居場所」という言葉を聞くと、特別な空間を想像するかもしれません。
しかし、本当に大切なのは、“自分らしくいられる感覚”です。
無理に合わせ続けなくてもいい。
頑張って演じなくてもいい。
そう思える場所こそが、本当の意味での居場所なのだと思います。

学び舎 S では、「安心して存在できること」を大切にしています。
何かができるから価値があるのではなく、
そこにいるだけで意味がある。
その感覚を持てるかどうかは、とても重要です。

人は、安心できる場所があると、少しずつエネルギーを取り戻していきます。
張り詰めていた気持ちが緩み、自分の考えや感情を感じられるようになります。
そして、「やってみようかな」という小さな前向きさが生まれてきます。

逆に、「認められなければならない場所」では、人は常に緊張しています。
失敗しないように。
嫌われないように。
期待に応えられるように。
そうやって気を張り続けていると、本来の自分が分からなくなってしまうこともあります。

だからこそ、「そのままでいられる場所」が必要です。
完璧でなくてもいい。
元気な日ばかりでなくてもいい。
静かに過ごしたい日があってもいい。
そうした空気が、人の心を支えます。

また、居場所は「与えられるもの」であると同時に、「一緒につくっていくもの」でもあります。
相手を否定しないこと。
違いを認めること。
安心して関われる雰囲気を大切にすること。
その積み重ねが、居場所の空気をつくっていきます。

大人になってからも、「自分の居場所」を感じられることは大切です。
仕事や家庭、人間関係の中で、「ここなら安心できる」と思える場所があるだけで、人は前向きになれます。
逆に、どこにも安心できる場所がないと、心は少しずつ孤立していきます。

居場所とは、「特別な人だけが入れる場所」ではありません。
誰かと比べて優れている必要もありません。
そこにいる自分を否定されない。
その安心感こそが、人を支える力になります。

人は、居場所があるから前を向けます。
安心して戻れる場所があるからこそ、新しい挑戦にも向かっていけるのです。

学び舎 S は、
結果だけで価値を決める場所ではなく、
「ここにいていい」と感じられる場所。
そして、一人ひとりが安心して自分らしく過ごせる場所であり続けます。


福本の雑談
先日、「進学セミナー&お話会」を開催いたしました。
ご参加いただいた方々、ありがとうございました。

何か、いいことを言えたかはわかりませんが、日々の生活や将来に対しての何かしらのヒントがあったなら幸いです。

前回から常言っているように、僕は人との縁を大切にしています。

僕が学生時代、地元で塾講師をしていたころに出会ったC君の話をさせてください。
彼は勉強は全くできず、やる気も全くなかったですが、とりあえず塾には時々来る。そんな子でした。
来たときは、日々の生活の話をして、ちょっと勉強して帰る。来ない時は彼の携帯に直接電話する。無理に来いとまでは言いませんでした。

彼と話をしているときに家族の話になりました。彼の母は再婚の母で、両親ともどもC君に対して冷たい対応をしていることがわかりました。
僕は思わず、自分の境遇と重ねてしまいました。僕は母がいないですが、父には温かく育てられたと自負しています。家庭環境というのは人間を構成する一番の要素のように思っているので、彼のことを放っておけなくなったのです。

なんだか彼もだんだん僕に心を開いてくれるようになりました。次第に、誰の言うことも聞かない問題児でしたが、まだ僕の言うことは聞いてくれるようになったのです。

そんな彼がいきなり、「先生、俺電気工事士になりたい」と口にしました。僕は目を見開きました。彼の常になんだか悲しそうだった顔が明るくなっていたのです。
僕は進路のアドバイスと学習指導を続け、彼は何とか志望校に合格しました。

今の彼の顔を見てみたいものです・・・