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「〇〇しちゃダメ」「それは禁止」「○○は間違ってる」
気がつけば、子どもたちは大人たちから“禁止の言葉”ばかり浴びせられています。
もちろん、ルールは大切です。
社会を安全に保ち、集団の中で互いが気持ちよく過ごすために「してはいけないこと」を明確にするのは、必要なことです。
でも、教育の現場で、“禁止”だけが先に立つ状況が当たり前になってしまうのは、少し違うと思うのです。
なぜなら、“禁止”は心を縛り、“肯定”は心を開くからです。
たとえば、子どもが落書きをしていたとします。
大人はつい「そんなことしちゃダメでしょ」と注意してしまう。
でも、ほんの少し言い方を変えるだけで、その子の心の動きは大きく変わります。
「面白い絵だね。でも、ここに描くのはやめておこうか。描くならこっちにしよう」
そう言えば、その子の好奇心や表現する力を認めつつ、ルールも伝えることができます。
「やめなさい」ではなく、「こうしてみよう」。
否定ではなく、提案。
指摘ではなく、理解。
教育とは本来、そういう対話であるべきではないでしょうか。
北村代表が以前こう語っていました。
「大人が“禁止マン”になってしまうのは、自分がコントロールしやすくなるから。でも、子どもたちにとっては、“やってはいけないこと”より、“やってもいいこと”のほうがずっと心に残るんですよ。」
— 北村代表
私たち「学び舎 S」は、そういう“肯定の積み重ね”を大切にしています。
ある日、教室で小学生の男の子が、お弁当のあとにジュースをこっそり飲んでいました。
本当は「水かお茶だけ」というルールがあるのですが、彼の表情があまりにも嬉しそうだったので、スタッフはすぐに叱ることはしませんでした。
代わりにこう伝えました。
「今日は特別だね。でも、次はスタッフに聞いてからにしようか」
ルールを守らせることは大事です。でもそれ以上に、「自分が理解されている」と感じる経験のほうが、子どもの心を深く育ててくれます。
否定されると、人は心を閉じます。
でも、認めてもらえると、人は自分を信じられるようになります。
「学び舎 S」には、“注意”はあっても、“叱責”はほとんどありません。
「○○するな」ではなく、「○○してみようか?」という声かけがあちこちに飛び交っています。
学校では「できなかったこと」が多かった子が、
ここでは「やってみようと思えた」に変わる。
そんな瞬間を、私たちは何度も見てきました。
子どもは、失敗を通してしか学べないことがたくさんあります。
転んで、泣いて、恥ずかしい思いをして、やっと「こうしたほうがいいんだ」と気づく。
だからこそ、大人は「禁止」ではなく「挑戦」を後押しすべきです。
もちろん、「してはいけないこと」は伝えます。
でも、その後に必ずこう続けます。
「じゃあ、どうすればいいと思う?」
「一緒に考えようか」
答えを押しつけるのではなく、考える力を育てる。
それが、私たちが目指す“肯定の教育”です。
子どもたちは、今もこれからも、たくさんの壁にぶつかっていきます。
だからこそ、まずは大人が「受け入れる姿勢」を示すこと。
それが、自分を信じ、他人を信じる力の“根っこ”になると、私たちは信じています。
次回予告:
第8回「“価値観”の違いは、否定じゃなくて宝物」
人はみんな違う。でも、それがいい。それが生きるということ。
