
私は兵庫県三田市の新しいフリースクール「学び舎 S」の責任者、福本翔太です!9/1(月)からプレオープン予定なので、興味のある方はぜひ特進館学院まで!☎️0120-5419-88
「走っちゃダメ!」
「それはやめなさい!」
「そんなことしちゃいけません!」
日常生活の中で、子どもたちは大人から何度も“禁止の言葉”を浴びせられています。
もちろん、危険を防ぐためやマナーを守るための注意は必要です。
しかし、もしその声かけが「禁止」ばかりになっていたら——子どもの心はどう感じるでしょうか?
北村代表は、こういう一方的な大人をユーモラスに**“禁止マン”**と呼びます。
禁止マンは、子どもの行動を事前に封じ、失敗する前に「ダメ!」とストップをかけてしまいます。
その結果、子どもは「自分は何をしても否定される」と感じ、挑戦や工夫をやめてしまうことがあります。
しかし、失敗を経験することは、学びの大きな一部です。
痛い思いや恥ずかしい思いをして初めて、「こうすればよかったんだ」と気づくことができる。
これを奪ってしまうのは、子どもから成長の機会を奪うことと同じです。
学び舎 S では、禁止する代わりに**「肯定しながら提案する」**声かけを心がけています。
例えば、机に登って遊ぼうとした子がいたとします。
普通なら「机に登っちゃダメ!」ですが、私たちはこう伝えます。
「面白そうだね。でも、ここは危ないから、こっちの場所でやってみようか」
危険は回避しつつ、子どもの好奇心は否定しません。
大切なのは、「してはいけない」だけで終わらせず、「どうすればできるか」を一緒に考える姿勢です。
そうすることで、子どもは「自分の行動を認めてもらえた」と感じ、自分で考えて行動を変えられるようになります。
ある日、小学生の男の子が教室の壁にペンで落書きをしました。
叱るのは簡単でしたが、スタッフはこう話しました。
「その絵、すごく上手だね。でも、この壁だと消えないから、代わりにこの大きな紙に描いてみない?」
すると、その子は嬉しそうに紙へと向かい、その後は「今日は何を描こうかな?」と創作を楽しむようになりました。
禁止ではなく、方向転換の提案が、その子の才能を伸ばすきっかけになったのです。
もちろん、すべてを肯定するのは簡単ではありません。
大人にも時間や心の余裕がない日があります。
それでも、「禁止マン」から一歩だけ離れてみるだけで、子どもとの関係は変わります。
次に「ダメ!」と言いそうになったら、一呼吸おいて考えてみてください。
「どうすれば安全にできるか?」
「別の方法はないか?」
その問いが、子どもと大人の間に小さな対話の橋を架けてくれます。
禁止は心を閉ざし、提案は心を開く。
学び舎 S は、提案を重ねながら子どもたちの可能性を広げる場所でありたいと願っています。
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次回予告:
第12回「“クリーン”な環境で育つ安心感」
安全で信頼できる場所だからこそ、子どもはのびのびと成長できる。
