“安心できる場所”が人を育てる

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🌱 学び舎 S コラム 第57回

私は兵庫県三田市の新しいフリースクール「学び舎 S」の校舎長、福本翔太です!
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人が本来の力を発揮するために、何よりも大切なものは何でしょうか。
知識でしょうか。
技術でしょうか。
もちろんそれらも重要ですが、私はそれ以上に「安心できる場所」が必要だと感じています。

人は、安心していないときには本来の力を出すことができません。
常に緊張していたり、評価を恐れていたりすると、心は守りに入ります。
すると、新しいことに挑戦する余裕がなくなってしまいます。

逆に、安心できる場所にいると、人は自然と動き始めます。
無理に頑張ろうとしなくても、少しずつ興味が広がり、行動が生まれていきます。
それは「やらされる行動」ではなく、「自分から生まれる行動」です。
この違いはとても大きいものです。

安心できる場所とは、何でも許される場所ではありません。
大切なのは、「否定されない」という感覚です。
うまくいかないときでも、すぐに価値を否定されない。
迷っているときでも、焦らされない。
その空気が、人の心を少しずつほぐしていきます。

安心があると、人は自分を見つめることができます。
本当は何を感じているのか。
何に不安を抱いているのか。
そして、何をやってみたいのか。
そうした内側の声は、落ち着いた環境の中で初めて聞こえてきます。

学び舎 S では、「まず安心できること」を何より大切にしています。
学びや成長は、その後に自然とついてくるものだからです。
土台が整わないまま無理に進めても、長くは続きません。
安心という土壌があってこそ、人はしっかりと根を張ることができます。

大人の社会でも同じです。
信頼できる人がいる場所では、人は安心して意見を言えます。
新しい挑戦にも前向きになれます。
一方で、不安や緊張が続く環境では、本来の能力を発揮することが難しくなります。

安心できる場所とは、決して特別なものではありません。
誰かが完璧である必要もありません。
ただ、相手を急がせず、否定せず、受け止める姿勢があること。
それだけで、その場所の空気は大きく変わります。

そして、安心できる経験を持った人は、他人にも安心を与えられるようになります。
自分が受け取ったものを、自然と周りに返していく。
その連鎖が、人と人との関係を温かくしていきます。

安心できる場所は、人の可能性を静かに育てます。
目に見える成果はすぐには出ないかもしれません。
けれど、その時間の中で、人は自分の力を取り戻していきます。

学び舎 S は、
安心して過ごせる場所。
自分のペースを取り戻せる場所。
そして、もう一度前を向くための土台になれる場所であり続けたいと思っています。


福本の雑談
お久しぶりです💦しばらくばたばたしてしまいまして・・・
先日のことになりますが、兵庫県の公立高校一般入試が終わりました。
私は高校の校門前で生徒たちにあったら声をかけていましたが、みんなやはり顔がこわばっていましたね

弱冠15歳にして、自分の人生を左右するかもしれない挑戦があるというのは、個人的には「世の中って厳しいな」って思ってしまいます。
また、18歳では大学入試・22歳では就職試験と人生において乗り越えなければいけない挑戦がまだあるのかと思うと、ぼくは他人ではありますが、少しゾッとします。

中3生最後の授業でこんな話をしました。「ピンチの時にピンチと言える人間になりなさい」というものです。

高校入試のように、人生において、自分でしか解決しようがない壁がいくつかあると思います。
こういうものは自分で解決できます。高校入試は自分が勉強するしか解決手段がないからです。

しかし、人生はそういうものばかりではありません。今の中3生よりほんの少しだけ長生きしている僕ですが、自分では解決しようがない、理不尽な壁・ピンチはいくつかありました。

そんなピンチに出会った時に「やばい!ピンチや!助けて!」と僕は言うことができませんでした。僕の友人もそれができず、危うく自分の命を落としかねないところまで行きました。

自分では解決しようがないもの。どうすることもできないこと。理不尽などに出くわしたとき周りを頼る。
そうすればきっと周りの人が何とかしてくれる。手を差し伸ばしてくれる。

だからちゃんと人を頼りなさい。

そういうことを言いました。あの子たちに響いたかどうかはわかりませんが、これからも子どもたちが幸せをつかめるように陰ながら応援していきたいと思っています(^^)